新年あけましておめでとうございます。
本年が皆様方にとって良い年になりますよう、心よりお祈り申し上げます。
昨今、様々な社会問題が顕在化しており、国連において持続可能な開発目標「SDGs」が採択されました。菅前首相が2020年10月26日の臨時国会で「我が国は、2050年までに、温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、ずなわち2050年カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現を目指すことをここに宣言します。」と所信表明演説を行ないました。
2050年カーボンニュートラルとは、CO2やメタンなどの温暖化ガスの排出量を、森林吸収や排出量取り引きなどで吸収される量を差し引いて全体としてゼロにすることです。海運業界としてはこのカーボンニュートラルの動きが加速しており、国際海運におけるカーボンニュートラルを実現させるためには、既存の重油からゼロエミッション燃料である水素やアンモニア等への燃料転換を図るものです。
関門エリアでは下関市の西山区、長府区のバイオマス発電所、北九州市の響灘沖の大規模な洋上風力発電のプロジェクトが始まります。「共生」と「循環」型社会に向けて一歩踏み出しました。
時間と共に社会が変わり、求められるものは刻々と変化していきます。新型コロナウイルスについては「第8波」が起きています。今年も時流を読み、予見できない荒波を乗り越えていきたいものです。
本年も関門港の航行安全と船舶運航能率の増進に寄与すると共に、法令を遵守し安全運航、海洋環境の保全に努めます。関門水先区水先人会所属の水先人・従業員一同、今後とも皆様方のご支援、ご指導を賜りますようお願い申し上げます。
2023年1月1日
関門水先区水先人会
会長 長野 茂夫
# by kshpa | 2023-01-01 00:00