2026年の新年のご挨拶
新年のご挨拶
新年あけましておめでとうございます。本年が皆様にとって良き年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。
地球温暖化による気候変動、変わりゆく世界情勢、人材不足など私たちを取り巻く環境は依然として厳しい状況が続いております。海運業界では、CO₂排出削減等による環境規制の強化やカーボンニュートラルへの動きが加速し、従来以上に「安全運航」と「環境責任」の両立が求められています。
水先嚮導隻数においてもコロナ禍以降、減少傾向が続いており、今後の大幅な増加を見通せない状況にありますが、昨年同様、本年も関係各所の皆様のご支援とご協力を賜り、当会水先人並びに海陸従業員一同、一丸となって乗り切っていけるものと確信しております。
当会は明治37年『下関水先区水先人組合』として設立され、その後昭和22年『関門水先区水先人組合』に改称、昭和39年には『関門水先区水先人会』となり、現在まで121年の歴史を誇っております。
現在、当会在籍の水先人は28名。本年の入会予定者は1級4名、2級1名、3級1名となっております。一方で、退会者は1級2名を予定しており、人員不足の厳しい状況が続いております。
関門港は、航行の難所として知られています。航路幅の狭い関門海峡は速い潮流を有し、本州側の下関港と九州側の枝航路を擁する北九州港が両翼のように展開しており、世界的にも類を見ない複雑な地形を形成しています。この海域は、東アジア、日本、北米などの主要港湾を結ぶ国際航路の交通の要所として、日本の産業・経済を支える重要な大動脈となっています。更に、大型船から小型船、漁船に至るまで多種多様な船舶が行き交い、常に輻輳する船舶交通の拠点として極めて重要な役割を担っています。
このような特徴を持つ関門港において、当会は今後も品位と品質を保ち、海のProfessionalとしての誇りを胸に『船舶交通の安全を図り、併せて船舶の運航効率の増進に資すること』をモットーに、水先人及び海陸従業員一同、法令を遵守し、港における安全運航と海洋環境保全に努めて参ります。
今後とも皆様のご支援、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
2026年1月1日
関門水先区水先会
会長 中野 精一
by kshpa | 2026-01-01 00:00

